自然豊かで都心へのアクセスもよく、さらに「文化の街」とも知られる三鷹。お隣の武蔵境もまた、自然環境と利便性を兼ね備えた魅力的なエリアです。そんなまちの魅力を深掘りすべく、6月下旬にシェアプレイス三鷹のみなさんとのまちぶらイベント「ふらっと散策、三鷹ぶらり旅」を開催しました。シェアプレイス三鷹の周辺エリアをチームに分かれておよそ2時間まちぶら。その途中お土産をそれぞれのチームで調達し、最後は持ち寄ったお土産をシェアしながら、巡ったルートを共有します。
実際にシェアプレイス三鷹に暮らすみなさんは、どんな風に普段まちを歩いているのでしょうか?リビタ新卒の小林がイベントを通し入居者さんに教えてもらった、まちの魅力やまちでの過ごし方をお届けします。
梅雨の晴れ間に恵まれた土曜日のお昼過ぎ、イベントがスタート
14:00 シェアプレイス三鷹からの参加者さんと、リビタ社員がシェアプレイス三鷹のラウンジに集まりました。3年ほど入居されている方から、つい先月入居された方まで。周辺のまちについても、よく遊びに出かけているという方から、駅への道以外ほとんど歩いたことがないという方まで幅広くご参加いただきました。
全員でアイスブレイクをしたら、まちぶらに向け、3つのチームに分かれてルート会議。それぞれおすすめの場所をシェアすると、知らなかった穴場のスポットや、参加者同士の意外な共通点が見つかりました。会議の結果、わたしたちAチームは、雑貨屋さんやごはん屋さんが集まっている通りを歩きながら、三鷹のクラフトビール醸造所を目指す方針に。
いざ、まちぶら!
14:45 さっそく歩を進めると、無人販売の野菜直売所が。地産のものがこうして道で購入できるのは、周辺に畑があるこのエリアならでは。朝はたくさん並んでいた野菜が、お昼過ぎには売り切れていたのも人気の証拠。
▲これは近所にあるもう一つの無人販売所。イベントの日はすももが100円で売られていました
直売所を過ぎると、三鷹跨線(こせん)人道橋があります。太宰治ゆかりの地であったり、「撮り鉄」スポットとして知られています。橋の案内板を見ると、橋の竣工は1929年。なんと現在から94年前という事実に思わず唸ってしまいます。
▲撤去が予定されている跨線橋。向こう側には渡らないけれど、せっかくなのでのぼってみました
まちを歩くと、普段から入居者さんが愛用されているという昔ながらの銭湯や、料理好きの入居者さん御用達の野菜の安いスーパーがあり、何気ない日常を垣間見ることができました。
15:10 大通りから一本、小さな通りに入っていくと、雰囲気のあるレコード屋さんがありました。お店の名前は「パレード」。店内には幅広いジャンルのレコードが手軽な価格から並んでおり、みんなレコードに釘付けに。
▲みんなでレコードを持ってパシャリ
シェアプレイス三鷹のみなさんは、レコード好きな方も多いとのこと。三鷹で暮らしたら、休日はここでゆっくりレコードを選んで、帰ったらシェアメイトと共有するのもいいなあ…なんて妄想が膨らみます。
パレードさんを出ると、すぐにまた目を惹くガラス張りのお店が。
「かわせみや」さんは器と本と日用雑貨のお店。自然光が差し込む窓辺に並んだ器は、ひとつひとつ表情が違い、目を奪われます。自分用にはもちろん、大切な人への贈り物を探しに、また訪れたくなるお店でした。
15:30 魅力的な個人店が多い中央通り路地裏のエリア。次に気になったのはお店のガラスに書かれた「量り売り」の文字。覗いてみていたら、「今日はお休みだけど遊びに来たんです。」という店員さんが明るく迎えてくれました。
「量り売りとまちの台所 野の」さん。店内手前は日替わりのシェアキッチン、奥が量り売りのお店になっています。量り売りでは、塩、砂糖、味噌、醤油に加え、ケチャップ、ごま油、パスタなどさまざまな調味料、野菜などが自分の好きな量で購入できるとのこと。食品ロスや過剰包装を減らすための小さなアクションを起こせる拠点がまちにあるのは嬉しい。
15:50 「野の」さんで店員さんとのおしゃべりも楽しんだあと、醸造所へと向かうのですが、途中にパン屋さんが。「シェアプレイス内の友人がここのパン美味しいって言ってたよ!」との声があり、「それは食べなきゃ!」と訪れたのは、「無添加ベーカリー ちのパン」さん。
街歩き後に他チームのみんなとシェアするお土産をここで購入することに。ショーケースにはメロンパン、クロワッサン、おやき、チーズパン、などなどたくさんの種類のパンが並んでいます。どれも美味しそうで、迷いに迷った結果、特に人気というメロンパンとチーズパン、さつまいも入りのパンをお土産に購入しました。
16:00 ついに到着した最終目的地「OGA BREWING」さん。ここまで夢中で街ぶらをしてきた一同。気づけば、まちぶらスタートから1時間以上が経っていました。みんなヘトヘト状態で、タップリストに目が釘付け。リストには定番ビール「三鷹ペールエール」をはじめ、ICUの学生団体・ICU地産地消プロジェクトや東京ヴェルディとのコラボビールなどこのエリアならではのビールが多数。
フィッシュ&チップスとソーセージも頼んで、みんなで乾杯!たくさん歩いたあとのビールは格別に美味しく、タンクの前で笑顔がこぼれます。
ビールを楽しんだら、残り時間も迫っていたので急いでシェアプレイス三鷹へ。ギリギリですが、お土産ももう少し欲しかったのでもう1店舗、ビール屋さんを目指します。
16:40 訪れたのは「Beer shop Llama」さん。入居者さんおすすめのビアバーで、国内外のクラフトビールをテイクアウトでも、お店でも飲むことができます。
今日はテイクアウトで我慢して、お土産用のビールを購入。「今度はゆっくり飲みたいね」と話しながら、シェアプレイス三鷹へ急ぎ足で向かいます。
17:10 (予定より少し遅れましたが…)シェアプレイス三鷹に再集合。まちぶらで調達したお土産をシェアしながら、それぞれのチームで撮ったお気に入りの写真と、まちぶらで巡ったところを発表。
Bチームは三鷹駅北口エリアから南口エリアまでぐるりとまわっていたり、Cチームは喫茶店を求めてまわっていたりと三鷹のまちをそれぞれ違った視点で楽しんでいたようす。発表を聞くと気になるお店がたくさんあり、マップのピンが見る見る増えていきます。
机に並んだお土産はどれも美味しそう。わたしたちAチームは「無添加ベーカリー ちのパン」さんのパンと「Beer shop Llama」さんで購入したクラフトビール。Bチームは三鷹の商店街にある八百屋さんで購入したスイカと煎餅。Cチームは地元のお惣菜屋さんのアヒージョとパンを持ち寄りました。
18:00 最後、みんなで集合写真を撮ってイベントはここでおしまい。…といいつつもそのまま和気あいあいとした雰囲気で、お仕事終わりの入居者さんも最後は混ざり、交流会はつづきました。
シェアプレイスだからこそできる、まちぶらに。
シェアプレイス三鷹ではじめて開催したまちぶらイベント。みんなで歩いたことで、「ひとりでは入りにくかったお店に入れた!」という声や、「まちの良さを再発見できた!もっと好きになった!」という声を聞くことができました。どのチームも2時間の街ぶらでは足りず… みんなで歩くことで、思っていたよりもずっと、まちが多様な表情を持っていることを知ることができました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
リビタのシェアプレイスでは、これからも入居者さんのシェアプレイスとまちでの暮らしを楽しめるよう、さまざまなコンテンツを準備中です◎今回はご参加いただけなかった方も、またの機会にお会いできることを楽しみにしています!