「シェアプレイス下北沢」が提案する「ピボットライフ」は、住まいとワークスペースを備えた家を起点に、街に点在するスポットを自由に行き来する「ピボットするライフスタイル」のこと。
今回は、そんな「ピボットライフ」を実践するなかで見つけた、下北沢のオススメスポットのひとつ、「香りを嗜むカフェ”chotto”」をご紹介します。
香りを嗜むカフェ”chotto”
シェアハウスに住んでいても、
「普段話さないような人と会いたいな」
「ちょっと一人になる時間が欲しいな」
と思うようなときがあります。
そんなとき、僕が訪れるのが「香りを嗜むカフェ”chotto”」。下北沢駅と東北沢駅から徒歩約5分、シェアプレイス下北沢からは徒歩約3分の商業施設「reload」の2階にあるお店。ノンニコチンフレーバーのシーシャをはじめ、スペシャルティコーヒーやクラフトコーラなど、香りを楽しめるメニューが豊富に用意されています。
シーシャを吸える店というと、薄暗い店内で煙がもくもくとたちのぼっているようなイメージを持つ方もいるかもしれません。しかしchottoは開放的な空間で、シーシャ以外のメニューも充実しており、シーシャが苦手な方でもふらっと訪れやすい雰囲気。
シーシャを吸いに来るお客さんはもちろん、キャスト(chottoではスタッフの方をそう呼んでいるそう)やお客さんとおしゃべりをしに来たり、一人で作業をしに来たりと、思い思いの過ごし方をすることができます。
ワークスペースとして利用する方も多いそう。僕もこんな感じで、作業しています。
ちょっと立ち止まれる言い訳と、半歩踏み出すきっかけを
「chottoは、シーシャカフェではないんです」
と語るのは、chottoのオーナーの一人である小澤彩聖さん。小澤さんによれば、chottoのコンセプトは「ちょっと立ち止まれる言い訳と、半歩踏み出すきっかけを下北沢で提供していく」なのだそう。ユニークな言葉ですが、そのこころは?
「現代って、多くの人が忙しくて立ち止まれないような日々を過ごしているじゃないですか。そんな日々の中で、お客さんもここで働く人も、お店に来たら少し立ち止まることができて、明日から半歩踏み出すきっかけになるような、そんなお店にしたいんです。たとえば、『ちょっと相談があるから、chotto行かない?』とかいうふうに使ってもらえると嬉しいですね。」
実際に、お店で出会った人同士が起業したり、たまたま訪れた就活生がさまざまな大人と出会って刺激を受けたり、表現活動を始めた方がchottoで初の展示を開催したり…といったことが起きているそう。
僕自身も、友人の転職の相談の場所としてchottoを利用したことがありますし、お店で出会った方と話す中で、「そうだ、自分はこういうことをやりたいんだ」と気づくような瞬間もありました。
まさにchottoは、ちょっと立ち止まれて半歩踏み出すきっかけになっているのです。
chottoのおすすめメニューは?
さて、そんなchottoのおすすめメニューのひとつは、フルーツからできたノンニコチンシーシャフレーバー「旬-SHUN-」。たばこの葉を使用せず、果物の果肉を使用したシーシャのフレーバーで、それぞれのフルーツが最も食べ頃な時の味が表現されていおり、シーシャが苦手な人でも楽しめそうです。
また、ドリンクだと「みちコーラのミルク割り」がおすすめ。幻の柑橘類「ゲンコウ」をはじめ、嬉野のお茶や武雄のレモングラス、そして玄界灘の塩など、佐賀の魅力を詰め込んだクラフトコーラである「みちコーラ」をミルクで割った一杯は、他のお店では味わえません。
下北沢を何度も訪れたくなる街に
最後に小澤さんに、下北沢というまちについての想いを聞いてみました。
「東京のなかでも、特に今おもしろい街ですよね。街を盛り上げようとしてる人が集まって、新しい取り組みがどんどん生まれてます。僕らもその一員として、下北沢を何度も訪れたくなる街にするために、いろんな人や企業と手を繋ぎながらやっていきたいと思ってます。特に、下北沢ってもともとチャレンジャーが集まる街だと思うので、そんな場所で訪れる方が半歩踏み出すきっかけになっていけたら嬉しいですね。」
シェアプレイス下北沢から、chottoは徒歩3分。そんな距離に、ちょっと立ち止まれて、半歩踏み出すきっかけになるような場所があることで、暮らしがとても豊かになっているなぁ、という実感があります。
みなさんもぜひ下北沢に来た際は、chottoに訪れてみてくださいね。
▽お店の情報
住所:世田谷区北沢3-19-20 “reload” 2-3
アクセス:小田急線/京王井の頭線 下北沢駅 徒歩5分 、小田急線 東北沢駅徒歩4分
定休日:年末年始営業時間:12時〜23時半
電話番号: 03-5761-6006
interview _山中康司